Webブラウザに似た分かりやすい操作方法・画面構成です。左側にダウンロードしたすべての官報文書名が一覧表示されます。文書名を選択すると、右側水色領域にその文書の内容が表示されます。上部のボタンを操作することで、文書を閲覧・検索・印刷できます。

官報文書は本紙、号外、特別号外、政府調達、目録の5種類が発行されています。本紙、号外、特別号外は同じ種類の内容であるにも関わらず、ページ数制限等の制約から別々の文書として分冊発行されており、一日分の情報を一覧するには不便です。そこで、官報リーダーには一日分の本紙、号外、特別号外、政府調達のすべての目次を一つに統合した目次ページ「デイリーサマリー」があり、分冊を気にせず一日分で発行されるすべての情報の目次を俯瞰することができます。なお目録は過去一カ月分の目次をまとめたものですので、デイリーサマリーには含めていません。

官報リーダーには高速な全文検索機能があります。文書種別および検索期間で検索対象を絞り込みできます。さらにANDやORを駆使した複雑な検索も可能です。検索結果を文書で確認するときには該当箇所が赤字でハイライト表示されます。下図では2011年4月1日以降の政府調達文書から「ソフトウェア開発」または「システム開発」を含むページを検索した例です。

官報リーダーにはWebブラウザと同じようなお気に入り機能があります。閲覧中のページをお気に入り登録できます。お気に入りにはフォルダを作成することができ、お気に入りの整理をできます。また検索結果のページをお気に入り登録すると、ハイライト表示部分も含めてお気に入り登録されますので、検索結果の情報管理に役立ちます。

官報リーダーは国立印刷局のインターネット版官報が配信している官報PDFファイルをダウンロードして利用しています。このPDFファイルは1ページごとに1ファイルとなっているため、インターネット版官報では複数ページをまとめて印刷することはできませんでした。官報リーダーには複数ページ印刷機能があります。印刷対象の官報文書を1つのPDFファイルに連結して印刷できます。官報を印刷して通勤中に閲覧したい場合などに役立ちます。

モバイルユーザーにも便利

官報文書はお手元のPCにすべてダウンロードしていますから、その後はインターネット接続がなくても閲覧・検索・印刷ができます。インターネット版官報のWebサイトがダウンしていることがありますが、その場合にも官報リーダーは役立ちます。

官報文書を確実にダウンロード

毎朝9時以降にPCの電源が入っていれば、官報文書は自動的にダウンロードされます。もしインターネット版官報のWebサイトがダウンしていたり、インターネット接続ができない場合にも、1時間ごとにダウンロードを繰り返し試みますので、ある日の官報をダウンロードし忘れて困るといったことはありません。

官報文書の電子保管が可能

インターネット版官報や官報情報検索サービスでは官報文書は国立印刷局のサーバーにあるため、一部の組織では保管目的のために紙媒体の官報を購読されています。保管場所・保管設備の確保が課題となります。官報リーダーは官報文書をダウンロードし電子的に保管しますので保管場所・保管設備の費用節約に役立ちます。

官報情報検索サービスよりも割安

インターネット版官報は検索機能がありません。代わりに有料の官報情報検索サービスがあり、利用料が年間で25,200円かかります（紙媒体の官報購読なし、記事検索ありの場合）。官報リーダーのライセンス料は初年度12,600円、次年度以降は9,975円と割安です。官報情報検索サービスは昭和22年5月3日からの官報文書を対象に検索・閲覧できますが、官報リーダーはお客様が官報リーダーを使い始めてからの官報文書だけが対象となりますのでこのような価格設定となっております。